秋フェスミニ イベントレポート



この日はがくどうプラスの子どもたちのための楽しい一日。まとあて、ひきくじ、せかいの「しっとこ」クイズ、フェイスペイント、クラフト「ファニーフェイスコンテスト!」などのコーナーを準備。でも、こどもたちは無料で参加というわけではないのです。「あたりまえWEEK」でゲットしたコインを使って遊べるコーナー。さてその「あたりまえWEEK」とは?

がくどうプラスでは、学校から帰ってきてやることはいつも基本的に決まっています。あいさつ、入室確認、手洗い、おやつ、学習(先生にどんな宿題がでたか報告)それから外遊びや教科学習など。その他、生活の中で姿勢を整える、使った机の上をきれいにする、荷物の忘れ物がないか点検する、たまにお部屋の掃除などのお手伝いなども子どもたちが日常的に取り組んでいることになります。2学期が始まり2か月が経つと、緊張感がゆる~くほどけて、学年を超えてみんなでわいわい楽しく過ごすことができる反面、毎日やっている基本的なことをやり忘れてしまったり、適当にやり過ごしてしまおうという気持ちが生まれてくる時期でもあります。

あたりまえWEEKは、このだらっとしてしまう時期に子ども自ら生活点検することにフォーカスし、楽しみながら取り組む2週間の企画です。ルールは簡単。子ども達がいつもやっていることをやるだけでシールをゲット。シール5枚でコイン1枚。そのコインで遊んじゃおう!!というもの。
シールをゲットするポイントは、みんなと共通理解で進めます。
○目を見て気持ちの良いあいさつ ○いわれなくても宿題をやりきる ○忘れ物をしないで帰る ○自ら気づきそうじをする ○今日の「姿勢ナンバーワン」 ○学習教室後机ピカピカ… 
こんな仕掛けも。あたりまえWEEKをはじめる時や、途中目標が見えなくなってしまう時には、魔女っ娘サリーからのおてがみががくどうプラスに届きます。みんなを励ましたり、やる気をぐっと引き出したりしてくれました。

シールをゲットすることが楽しいというところから始まって、最初はシールのためのあいさつをしていた子どもたちも、そのうち目を見て気持ち良い挨拶をすることを身につけ、あたりまえWEEKがおわったあとも引き続き「ただいま~」と明るい声を聞かせてくれてるようになっています。スタッフは、目を見て明るく「おかえり~」と伝え、さぁそこからがくどうプラスの放課後が始まります。

スタッフが毎日ちょっとずつ準備してきたイベント。小さな小さなイベントですが、がくどうプラスの子ども達が日常とはすこし異なるキラキラした姿が見られてがくどうプラスのスタッフは嬉しい気持ちになりました。イベントの合間には、保護者の皆さんと子どもたちの日常の様子を話す機会もいただき、いつもご理解ご協力を頂きありがとうございます。

何をやったらいいのか、が明確になると子どもは「自ら」動きだしました。あれこれ大人に言われなくてすむので、子ども達は活き活きとした目をして放課後を過ごします。一人一人のペースを保ちつつ、時にまわりを見回しながら。次はクリスマスに向けて、小さなモチベーションアップ!きちんとした手洗いを身につけていけるように企画を考えていきます。